今回は自己流ではあるが、RRデッキの簡単な解説と、RRを使っていく際のポイントについて述べていく。
はじめに
まずは簡単なデッキレシピを上げてから展開ルート、それぞれのカードの採用理由について、そして使う際のポイントについて書いていきたいと思う。
この記事は筆者の思考まとめといった部分がかなり強い上に筆者の知識不足が度々見られる場面が多いかもしれないがご了承願いたい。
デッキレシピ
展開例
(四月からの新マスタールール)
RR-バニシングレイニアスを通常召喚。
バニシング効果で手札からRR-トリビュートレイニアス特殊召喚。
トリビュート効果でデッキからRR-ミミクリーレイニアスを墓地へ。
墓地のミミクリー除外して効果でRR-ネストサーチ。
ネスト発動効果でRR-ペインレイニアスサーチ。
ペイン効果で手札から自身を特殊召喚。
バニシングペインでRR-ワイズストリクスをリンク召喚。
ワイズ①効果でデッキからBF-精鋭のゼピュロスを特殊召喚。
ゼピュロスとトリビュートでRR-フォースストリクスをエクシーズ召喚。
フォースストリクス効果でRR-シンギングレイニアスをサーチ。ワイズ②効果でRUM-レイドフォースをセット。
ネストを手札に戻して墓地からゼピュロス発動、特殊召喚。
シンギング特殊召喚。
結果
ここまでが基本展開である。
上記から、
RR-ワイズストリクスとRR-シンギングレイニアスで幻影騎士団ラスティバルディッシュをリンク召喚。
ラスティバルディッシュ効果でデッキから幻影騎士団ダスティローブを墓地へ送り幻影霧剣をセット。
墓地のダスティローブを除外してRUM-幻影騎士団ラウンチをサーチ
手札のラウンチを切ってRR-フォースストリクスをRR-レヴォリューションファルコン-エアレイドにランクアップ。
エアレイド対象にセットしていたRUM-レイドフォースを発動し、RR-アーセナル・ファルコンにランクアップ。
アーセナル効果でデッキから鳥獣族レベル4をリクルート。
墓地のレイドフォース効果で手札の「RR-ネスト」と自身を除外して墓地からラウンチを手札に戻す。
結果
ここからさらに
任意のレベル4鳥獣族モンスターとゼピュロスでガガガガマジシャンをエクシーズ召喚。
ラスティバルディッシュ効果を発動。アーセナルファルコンを破壊。
アーセナル効果でRR-アルティメット・ファルコンを特殊召喚。アルティメットファルコンの効果発動でエクシーズ素材のアーセナルを切る。
ガガガガ効果で墓地のRR-アーセナルファルコンを蘇生。
ラウンチセットしてターンエンド。
相手メインフェイズに素材のないアーセナルを対象に「RUM-幻影騎士団ラウンチ」を発動し、「DDD双暁王カリ・ユガ」にランクアップ
カリユガ効果によりそのターン、カリユガ(と効果を受けないアルティメットファルコン)以外のフィールドの全てのカードの効果が無効になり、フィールドのカードの効果は発動出来ず、更にカリユガの効果でフリーチェーンで魔法・罠の全破壊が可能。
最終盤面
いかがだろうか。黒咲隼の唯一無二の親友ユートのカードだけでなくシンクロ次元の盟友クロウ、そしてランサーズの仲間である赤馬零児のカードまで使用するというエモさだけでなく実用性も兼ね備えた非常に有効な展開ルートとなる。
各カードの採用理由について
RRカードの採用理由と枚数から
《RR-バニシングレイニアス》
RRの展開補助要員。なくても動けるがこれがあると最終盤面が大きく違ってくる。以前はそれほど必須カードではなかったがワイズストリクス登場により闇属性鳥獣族モンスターを三体並べることが必要になったためかなり重要性が上がった。
《RR -トリビュートレイニアス》
RRの展開の要であり最重要カード。このカード一枚でワイズorフォースストリクスを立てられるため3枚必須。
《RR-ミミクリーレイニアス》
これまたRRの最重要カードの一つ。トリビュートの効果で墓地に送りサーチ効果を起動するのが役割ではあるが、このカード自体を召喚して、そのあと展開することも多い。
《RR-ペインレイニアス》
RRの展開における重要カード。トリビュート効果でミミクリーを墓地に送りこのカードをサーチするのがRRの基本。
特殊召喚効果と墓地に送られた際にサーチ効果も持つが、そのターンRRモンスターしか特殊召喚できないというあまりにも重い制約を持つ。しかしハンドにトリビュートとペインしかない場合にフォースストリクスとワイズストリクスを並べる際に必要になるため最低限の枚数、一枚採用とした。
《RR-シンギングレイニアス》
モンスターを三体並べ、ワイズ+フォースストリクスの盤面を作った後に、フォースストリクス効果でサーチし、幻影騎士団ラスティバルディッシュに繋げるためのカード。
《RR-ネスト》
上記の展開ルートの際にレイドフォース墓地効果を起動するために必要なため採用。
次にRUMの採用理由について
《RUM-レイドフォース》
このデッキで最も多用するラスティバルディッシュでのルートの際にアーセナルファルコンを立てるため際に使用。
《RUM-幻影騎士団ラウンチ》
ラスティバルディッシュでダスティローブを落としサーチする。こちらもラスティバルディッシュとアーセナルファルコンを立てる際のルートで使用。
《RUM-ソウルシェイブフォース》
最強のRUM。墓地にRRが存在すればこのカード一枚でランクアップ体を出せる。
《RUM-スキップフォース》
ラスティバルディッシュを立てられない際に苦し紛れでレボリューションファルコンを立てる際に使用する。不採用でも良い。
次にその他のカードについて。
《BF-精鋭のゼピュロス》
シンクロ次元の盟友クロウのカード。ワイズストリクスでリクルートする際に使用。RR-ネストを手札に戻すの事ができるためレイドフォースの効果を起動しやすくするのが主な採用理由である。
《クロクロークロウ》
九十九遊馬先輩のカードである。ワイズストリクスを立てる際にRRだけではモンスターが不足し、手札事故が起こりやすいので今回採用した。
《幻影騎士団ダスティローブ》
唯一無二の親友ユートのカード。ラスティバルディッシュの効果で落としてラウンチをサーチするのが仕事。手札に来てしまうと悲惨な事になる。
《幻影霧剣》
基本的に相手への妨害に使うが、相手がワンキルもしくはヴァレルソード等を狙っている場合には究極隼を対象に発動し攻撃対象から守るためにも使用できる(究極隼は効果を受けないため霧剣の効果も受けないが攻撃だしにはされない)
最後にその他の汎用カードについて
《多次元壊獣ラディアン》
このデッキの一番のポイント。メインから壊獣とは何故?と思われるかもしれないが、ご存知の通りRRは妨害に対して全くもって無力である。一妨害ですら初動を止められた時点で展開がストップしてしまう。そこで最も簡単にモンスターを除去できる壊獣を採用する事にした。実際に使用してみた感想としてはとしてはかなり良く、無限泡影三枚とも合わさりかなり後手を取った際の対応力が増したので今回はメインから投入する事に。
《無限泡影》
壊獣の採用理由と同じく後手での対応力が増す上に先行で投げても強力なため3枚採用。個人的に最も握っていて嬉しい誘発。
《増殖するG》
お馴染みのカード。RRにおいては後手での対応力を増やすためのカードでもあるのでこのデッキでも3枚採用している。
《灰流うらら》
これまたお馴染みの誘発カード。RRにおいてはカリユガが失敗した際に少しでも妨害を構えるために必要と判断し、採用した。
《墓穴の指名者》
RRは誘発にもお世辞にも強いとは言えず、トリビュートやワイズをうららで止められては目を当てりないため当然採用。カリユガと霧剣と誘発以外の妨害が存在しないRRにおいては貴重な妨害要因でもあるため、またメインニビルの減少もあり、抹殺ではなく墓穴の指名者を採用する事とした。
RRを使う際のポイントについて
上記の展開例は、あくまでもよほど手札にモンスターが溢れているか、バニシングトリビュートを握れていて、なおかつ先行で誘発が飛んでこないor指名者を握れている。という限りなく低い可能性を掻い潜った上での展開である。そのため基本的にRRは上記の展開が成功しないことの方が多い。むしろ成功すればラッキーくらいでプレイする方が良い。霧剣+究極隼の盤面までは行けることが多いが、霧剣と究極隼だけで全てどうにかなるほど現代遊戯王は甘くない。
そこで重要になるのが、多くのデッキに共通する、最高盤面に行けなかったときのプレイングである。
最も良くあるのがラスティバルディッシュ+霧剣+究極隼の盤面である。これはモンスターを三体並べらことさえできれば到達できるため非常にこの盤面までは達することができることが多い。ここで注意すべきは当然霧剣の打ち所である。手札誘発が引けていれば霧剣を究極隼の守りに使うことも視野に入れつつ、なんとか究極隼を維持できるタイミングで使用すること。
次に多いのがワイズストリクス+フォースストリクス+任意のRUMという盤面。この場合かなり厳しいと言わざるを得ない状況である。後攻ならば相手の盤面次第ではレボリューションファルコンによるワンキルも可能ではあるが、可能性は低く、貧弱な盤面でターンを返すことになりかねない。そういった場合にはエアレイドで盤面を破壊しつつエアレイドが突破されてもレボリューションファルコンを呼べる体制をいかに整えるかが鍵となるだろう。
場面によってワイズストリクスでセットするRUMの選択が勝負を分けると言ってもいいため、その時々の場面に応じたRUMによる戦術を使うべきであろう。
最後に
ワイズストリクスとラスティバルディッシュという最高クラスのリンクモンスターを手に入れたRRではあるが、環境クラスのデッキとのデッキパワーは依然として開きがある。しかしそれでもRRを使いたい、RRで勝ちたいという方は是非RRを使い続けて欲しい。というわけであの言葉でこの記事を締めたいと思う。
ーーーー鉄の意志と鋼の強さを持って楽しくデュエル!